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さる​１０月１４日（金）、１１月に幕張メッセ他会場で開催される第６０回技能五輪全国大会＆第４２回全国アビリンピックを前に、長野県代表選手４名（レストランサービス職種２名・西洋料理職種１名・アビリンピック喫茶サービス職種１名）の公開合同練習がホテルブエナビスタの宴会場「グランデ」で行われました。

この公開合同練習は、ホテルブエナビスタ総支配人重山が長野県産業労働部人材育成課からの依頼を受け、長野県養護学校の選抜選手にアビリンピックの喫茶サービス研修講師を務めさせていただいているご縁から、コロナ禍を経て今回２年ぶりに企業や所属の垣根を越えた形での開催となったもので、来月の本番を前に多くの人から見られる環境の中で普段の練習の成果が発揮できるよう、メディアの取材も招いて行われることになったものです。

まず、会場ではアビリンピック喫茶サービス種目に出場する長野県養護学校の大谷 楓怜（おおたに・かれん）さんの予行演習が披露されました。会場に設置された模擬喫茶店において、規定競技・自由競技を正確、かつスムーズに接客サービスを提供する技術を競う、各動作の正確さ、丁寧さ、迅速さ、そして高いコミュニケーション能力が試される競技です。
大谷さんにとっては初めてとなる本番さながらの環境でしたが、落ち着いて慌てることなく一つひとつの動作を丁寧に行い、本番もぜひこの調子で頑張っていただければと競技の講評とアドバイスの際には会場からも大きな拍手が贈られました。

続いて、技能五輪レストランサービス種目には、ホテルブエナビスタから太田 良亮さんと、メトロポリタン長野から泉 瑠星さんが登場。テーブルセッティング、ワインのデカンタージュ、プーレのデクパージュ、パイナップルのフランベデザートといった課題をお客様役を相手に披露し、本番直前の動作を確認していました。

そして、西洋料理職種からは、
昨年初出場で敢闘賞を獲得し、今年の長野県選手団の団長を務める

アルピコホテルズ株式会社 ホテルブエナビスタ所属　太田 知志（おおた・ともゆき）さん

競技では、オードブル、メインディッシュ、デセール 各課題４人前を指定された皿に盛付けその美しさや美味しさを競いますが、予行演習では若鶏のソテーとパイ包み焼きの調理の披露を行いました。３名が同時に本番同様の緊張感の中それぞれの予行演習を通じて、お互いがお互いを良い意味で意識しつつ自分自身の課題点を確認しているようでした。

取材のインタビューの中で、
西洋料理職種の太田 知志さんは、
「もう少し練習を重ねていけば余裕をもった動きができると思うので昨年より上を目指したい。」

レストランサービス職種の太田 良亮さんは
「自分が楽しむことでお客様も楽しんでもらえると思うのでそこを心掛けたい。」

など、本番に向けた抱負を自信に満ちた表情で語ってくれました。

長野県代表として競技に臨む若いスタッフの頑張りにぜひ温かい応援と激励をお願いいただければと思います。