2023.03.18
スタッフブログ
【ホテルブエナビスタ10人のシェフによる“情熱とこだわり”の料理教室2022】第10回《最終回》 「春を演出!いつもの食卓に彩をそえて ~春を楽しむ桜御膳~」
いつもホテルブエナビスタのスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
さる3月15日、ホテルブエナビスタにて第10回「ホテルブエナビスタ10人のシェフによる“情熱とこだわり”の料理教室2022」が開催されました。
テーマは【和食】金井料理長による「春を演出!いつもの食卓に彩をそえて ~春を楽しむ桜御膳~」。
ご参加いただいた皆さんのおかげで、全10回全ての料理教室が無事行われ、今回晴れて最終回を迎える事ができました。
本当にありがとうございます!
今回の料理教室の会場は、料亭 深志楼です。
春は食材の宝庫。美味しいだけでなく調理方法も沢山ある食材が豊富に出回るので、料理をするのにもとても楽しい季節になってきました。
本日の料理教室ではそんな食べて美味しい見て楽しい、食材にひと手間加えるだけで彩を添える一品を皆さんと一緒に楽しく作ります。
最初に春ならではの食材を使用した「桜海老と小柱のおろし和え」を作ります。
まずはおろした大根を軽くしぼります。味見をし、辛みが強い場合はさらに水洗いをします。
(金井料理長)「大根は根本の部分と葉の部分で硬さや辛さが違います。料理に合わせて使用部分を使い分けることでより素材の良さを引き立たせる事ができます。」
軽く火を通した小柱と、大根おろし、桜海老を塩とうまみ調味料であわせていきます。
(金井料理長)「うまみ調味料を使うことに抵抗がある方や、和食に使っていいの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、適量を上手に活用すると、いつもの味に深みが増して、ぐっと美味しくなります。」
お味噌汁も味噌だけでなく、うま味調味料を適量加える事で、味噌の香りが立ちより美味しく仕上がるそうなので、ぜひご家庭でも実践してみてください。
続いてはいよいよ実践です。
本日は、和食によく使われる「飾り切り」を駆使し、大根で作る「桜の花と桜の花びら」に挑戦していただきます。
早速、金井料理長のお手本を参考に、皆さんにお渡しした説明書によく目を通しながら、おそるおそる大根に包丁を入れていきます。
斜めにカットし5角形を作ります。
この5角形を綺麗に作ることが、綺麗な花を作るポイントです!
簡単そうに思えるかもしれませんが、実はこの作業がかなり難しく、皆さん「うーん・・・・」「結構難しい」と呟きながら、切り進めていました。
- 綺麗な5角形ができました
- 形をしっかり確認中「うーん・・・なかなか難しい」
- 5角形に切ることを「きどる」と言います
次に5角形の頂点にそれぞれに切り込みを入れていくと、あっという間にお花の形が仕上がります。
これでかわいい梅の花の完成です。
梅や桜などその時々の季節に合わせて、花の種類を変えて飾るとお料理の旬を目でも楽しめますね。
- かわいらしい梅の花。2月なら梅がいいですね
- 大根をしっかり握ってバランスのとれた花びら部分を作成します
梅の花ができたら頂点をV字にカットし、スライスすれば桜の花のできあがりです。
普段とは少し違う包丁の使い方に苦戦しつつも、皆さん個性豊かな桜の花と花びらが完成させていました!
皆さんが作ったお花は大切にご自宅にお持ち帰りいただきます。
その他にも野菜の飾り切りの応用編として、うさぎやねじり切りなどもご紹介。
ぜひご自宅でチャレンジしてみてください!
- 躍動感のあるうさぎ
- ねじり切りを使ったアレンジ
料理教室の後は、毎回好評いただいているお食事の時間です。
本日のメニュー
彩九種盛り
桜えびと小柱のおろし和え
北寄貝と青葱辛子酢味噌和え
うるいと小海老の黄身酢掛け
蚕豆蜜煮
鰆木の芽味噌焼き
鯛子時雨煮
菜の花昆布〆
楤の芽天婦羅
こごみ土佐和え
主菜
春のお刺身3種盛り
さごし 針魚 桜鯛
妻物一式 土佐醤油
煮物
飯蛸桜煮 蕗
椀物
若筍椀
筍 若布 独活 木の芽
食事
碓井豆ご飯
甘味
菜畑
金井料理長により、一品一品料理紹介もあり、皆さん華やかなお料理に舌鼓を打ちながら、思い思いに楽しんでおられました。
- お食事をしながらも熱心に本日の復習をする方も!
- 職人の技が光るお料理をカメラに収めます!
全10回にわたって開催された「ホテルブエナビスタ10人のシェフによる“情熱とこだわり”の料理教室 2022」も今回で一区切り。
ご家庭でも揃えやすい食材で、今日から活かせるプロのちょっとした工夫やポイントが満載と、
お喜びの声も多く好評のうちに終了することができました。
今後もホテルブエナビスタでは、今回の料理教室のようなお客様参加型イベントをこれからも随時開催していきたいと思います。
楽しみにお待ちください。