2023.09.14
スタッフブログ
AIとシェフが創り出す食の新しいエンターテイメント!
いつもホテルブエナビスタのスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
まだまだ残暑が続いているものの、朝晩は涼しく過ごしやすくなり
いよいよ信州にも秋の訪れを感じます。
夏バテ気味だった身体にも食欲が湧いてくるこの時期にお届けするのは
カフェ&ダイニング ラ・カフェテラサの月替わりランチバイキング&ディナーブッフ企画
その名も「対話型AI活用メニュー 秋のランチバイキング&ディナーブッフェ」です!
対話型AIとは、皆様の身近なところでも活用が始まりご存じの方も多いと思いますが、いくつもの条件や要件を質問(プロンプト)し、それに対して回答を出す人工知能システムのことです。
今回の企画ではラ・カフェテラサの大澤シェフがOpenAI社が提供している「ChatGPT」を活用し、メニューの考案とレシピの作成をしました。
例えば「松本」「信州」といった地域性、「シティホテル」「洋食レストラン」という業種業態、また「主婦層が好む」「食欲の秋に食べたい」「ハッと驚く秋メニュー」という条件や嗜好を指定することで、AIはそれに適した回答を生成してくれます。
今回メニュー全体の約9割がAIの回答で構成されていますが、
AIの回答の中には「南瓜スープ」「パンプキンスープ」と重複した回答や、ニュアンスが違うだけで同じメニューを回答をすることもあるので、その点をシェフが理解し全体の味付けや彩りなどのバランスを考慮しながらメニューを構成しています。
また、AIを活用したことで大澤シェフの頭の中に存在はしているメニューやレシピも、それをメニュー考案の瞬間に引き出すには時間がかかることや出てこないこともありますが、今回AIの回答を見ている中で思い出したメニューもありました。
- 白身魚のエスカベッシュ
- 緑野菜の ペペロンチーノ風サラダ
- 紫キャベツのピクルス
- ツナときのこの和風パスタ
今後人手不足の解消のため、AIの活用が注目されていることもあり、今回のAI活用メニュー企画は多くのメディアの目にも留まりました。
報道各社による取材が行われる中様々な質問があり、今回の企画を発案したラ・カフェテラサの大澤シェフがそれに答えました。
・AIを活用して助かった点
「もし、厨房スタッフに1時間以内に次の企画に相応しいメニューを150考えるように言えば相当な負担になりますが、AIは労せずその場で回答をくれます。ただし、それをそのまま活用できるものとできないものがあるので、現段階においてはやはり最後は人間の手が入らないとできません。」
・AIの回答メニューと実際の反応で意外だったこと
「ずばりポトフです。感覚と経験から出すなら少し肌寒くなってくる10月に入ってからだと思ったのですが、AIの回答にあったので9月の企画でしたが半信半疑で出したところ、思いの外たくさんのお客様に召し上がっていただいています。女性のお客様に声をかけて聞いてみたところ秋を先取りしたいからだと言われ、これには驚きました。」
多くの方に興味を持ってお楽しみいただいている
「対話型AI活用メニュー 秋のランチバイキング&ディナーブッフェ」
は9月30日まで開催しております。
AIが様々なプロンプトに対して選んだメニューをみなさまも一度試してみてはいかがでしょうか。
また、今回の企画をもとに今後要件を変え、
AIを活用した別の食の企画を開催するかもしれません。
その際にはまた公式ホームページで案内いたしますのでお楽しみに!
対話型AI活用メニュー 秋のランチバイキング&ディナーブッフェ(9/1~9/30)